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【コミュニケーション診察室13】 視点を変える質問のチカラ

2012年09月07日
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中部経済新聞コラム

おはようございます 高木さと子です

夏休みも終わり 子どもたちも元気に 学校へ行きはじめました。

忙しくても毎日の ほんのちょっとの コミュニケーションの工夫が 人との関係を良くして 人を元気にできるんだよねって 自分に話しかけている、そんな朝です

それでは、どうぞ!

日本ハグ協会

第13回「視点を変える質問のチカラ」

ちょっとイメージしてみてくださいね。 目の前にみずみずしいレモンがあります。

包丁でふたつに切って、 レモンの果汁をギュ~ッと 絞ってみてください。

あぁ、 なんだか「すっぱ~い」という 声とともに唾液が出てきそうです。

私たちの脳は、 実際に起きたことと イメージしたことの区別がつかなくて、 イメージしたことや、感じたことは 体に作用します。

実際に起きてもいないことも、 想像して不安になれば 体は硬くなります。

人の自発的行動を 妨げてしまう要素を聞いてみると

「行き詰まった」 「心が折れた」 「やり尽くした」 「否定された」

などがあります。

よく考えると、 すべては気持ちの問題なのですね。

そこで大切なのは、 部下に対して 「別の視点」「新しい視点」 に気づかせてあげることです。

①未来をイメージする

リーダーに長期ビジョンがあったとしても、 それを共有できていなければ、 部下にとって目の前の事は 「苦しい作業」になってしまいます。

×「苦しいのはみんな一緒だ!   とにかく売ってこい!」 ○「もしも、この○○が   全店に導入して頂けたら、   パートさんたちなんて言って喜んでくれるかな?」

②現状を俯瞰する

仕事が多すぎて 何から手をつけていいのかわからない、 片っぱしから手をつけて 動けなくなっている人には、 自分の姿を客観的に見てもらいます。

×「なんで、全部中途半端にしかできないんだ!?」 ○「今の自分の状態を、天井のあたりから見てごらん   自分になんて言ってあげたい?」

③学習する

どんな失敗も結果、 いい経験であり、おかげで成長できた ということも多いはずです。

×「終わったことは忘れて、とにかく黙ってやれ!」

○「今回のことで、学んだことは何?」  「今後、それをどう活かしていったらいいんだろう?」

④立場を入れ替える

お客さんに叱られて しょんぼりしている部下に対して、 叱られたことではなく、問題の本質に しっかりと目を向けてもらいます。

×「なんで納期が間に合わないことを、   お客様に事前に伝えなかったんだ!!」 ○「お客さまが本当に伝えたかったことは何だと思う?」

「だから、これは○○ということだろ!!」 と教えてしまえば、 それは「上司の視点」であり、 指示命令として伝わってしまい、 恐怖によるやらされ感になることも時にあります。

視点がかわることで 行動が軽やかになれば 結果も違ってきます。

リーダーの役割は その環境ときっかけを 与え続けることなのかもしれません。

しかし、 この対話の継続が リーダーにとっても修行なのです。

「今日、あなたの部下になにを問いかけてみたいですか?」

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コミュニケーション診察室

毎週水曜日 連載中です^^

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★★「コミュニケーション診察室」の勉強会をやっています★★

第2回 コミュニケーション診察室 for ビジネス

■日時:2012年9月13日(木)18:30~20:30

■場所:ウィンクあいちにて

■テーマ:もしも、社内にメンターがいたら・・その②

■各回、完結で毎月開催しています(*^^*)

■予告:第3回→10月18日(木)18:30~20:30     第4回→11月15日(木)18:30~20:30     第5回→12月13日(木)18:30~20:30

http://ameblo.jp/hugjapan/entry-11336623098.html

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