コラム
COLUMN

大切な人に輝いてほしい

私の人生テーマは「人を輝かせる」こと

はじめまして、マザーさと子こと高木さと子です。
私の人生テーマは「人を輝かせる」こと。日々いろんな所で人と関わりながら活動しています。
企業研修では、人や組織を元気にするためのリーダーシップやコミュニケーション力向上をテーマに日々奔走しております。
また、経営者の方々の学びと交流の場「平成の社長塾」の主宰や、子育て中のお母さまへの子育て講演や、女性の再就職や職場の女性活躍支援のお手伝いをしています。
そして、現在は人の支援を通して一緒に活躍できる人の育成、認定マザー養成講座も開講しています。
日々、企業や団体、個人の方々など、いろんな立場の方と関わりながら確信しているのは、経営者、リーダー、若手社員、学生、夫婦、女性、子どもとそれぞれ役割は違っても、どんな立場であってもどんな状況であったとしても、人は自分を活かしたい、自分の人生を輝かせて生きたいと「どこかでは」思っているということです。
では、どうしたらそれが実現するのか、またどうして人が輝くために「ハグ」なのか、そんなことをこの場をお借りしてお話ししていきたいと思います。

相手を信じて引き出す支援型のコミュニケーション

私は短大卒業後、OLからモデルになり、子育てを経て美容関係のお仕事をしていました。人が輝くには「ビジュアル」を磨くことが大切だと思っていたのです。しかし、仕事を通して、さまざまな経験や学びを経て、輝いている人の共通点を見つけ、人が輝くには何が大切なのかがわかりました。それは、夢や目標に向かって一生懸命に行動しているそのプロセスが輝いているとわかったのです。小さなことでも「こうなりたい」がある人は、自分の力でチャレンジし、切磋琢磨する中で自分を活かすきっかけを見つけることができます。
そして人はそんな一生懸命な人を見たら、この人のことを応援したい、この人の近くにいたい、この人みたいになりたいと思うのです。

「夢」というとなんだか儚い感じがしますが、仕事をしていればもちろんのこと、子どもでも学校へ行けば小さな目標を日々抱きながら生活します。意識していなくても少し未来をイメージして「こうなりたい」があると人はイキイキしてきます。
それと同じくらい大切なのが、周りの人との関わりなのです。今まで見てきた多くのパターンで、夢を語れば、なぜだか一番近くの大切な人がその夢を砕く存在になってしまうということも多く、人と夢の狭間で苦しんでいる人もたくさん見てきました。

自分自身が、そして自分の近くにいる一番大切な人が輝いて自分らしく生きるために大切なこと、それは「こうなりたい(自分の意思)」と「それにどう関わるか(相互支援)」このシンプルな二つのことで成り立っています。
だからこそ、人が輝くためには「押し付け、強制、支配」をやめて「承認、質問、提案」の相手を信じて引き出す支援型のコミュニケーションにしていくことが大切です。
大切な人こそイキイキ元気に生活して欲しい、自分の人生を存分に味わってほしい、そんな取り組みは企業や組織、チームの特にリーダー、子育て中のお母さま方に共感を頂いています。
人は「やりなさい」と言われると「やりたくない」のです。
では、「やりたい」と思ってもらえるにはどうしたらいいのか、そのヒントがここにあります。
ハグニケーションは「ハグ」+「コミュニケーション」の造語です。
人が輝くためのハグニケーションは、ただ依存して甘えさせるハグではありません。その人が、その人自身の力で、その人らしく輝くための、言葉のハグ、スキンシップのハグ、感情表現のハグがあります。共通するのは、自分の中にすでにあるものばかりです。特別な新しい道具や難しい知識は必要ないということです。

「認められたい」「関わりたい」という人の求める本質はかわりません

20年前、携帯電話を持っているのは仕事をしている特別な人だけでした。
今や、子どもからお年寄りまで携帯電話やスマートフォンも当たり前の時代となりました。コミュニケーションツールが多様化し便利になった反面、一番近くの大切な人との関係が希薄になり、いろんな弊害も出始めているように感じます。食事中、テレビやゲームに夢中になる子どもを叱っていた大人も、ソーシャルメディアの広がりでとても便利になった反面、家族とのたった数分の食事の時間でさえ、目の前の家族ではなく、インターネットの先にいる友人や知らない誰かとの会話に承認の場を求めてしまうこともあるようです。
時代とともに、環境が変化しても、「認められたい」「関わりたい」という人の求める本質はかわりません。その質の良い関わりこそが未来へのエネルギーとなり、輝くためのきっかけとなるのであれば、大切な人へ必要な時に届けられるハグニケーションを身近なものにしたいものです。
「心を届けるハグニケーション」では、この時代だからこそ、アナログの対話やスキンシップを通して、大切なことを置き去りにしないためのコミュニケーションについて、また時代の進化の中にある様々な便利なツールを有効活用したコミュニケーションの活性化につていお話したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
ハグ(hug)とは抱きしめること。目の前の大切な人を抱きしめるような思いで関わることができたら、もっと日本は元気になる!私の願いです。はぐはぐ。

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