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トヨタ広報誌にコラムが掲載されました

できてますか?家族とのコミュニケーション

トヨタ広報誌 HOLON
家族のコミュニケーション。身内だからと軽く考えがちですが、コミュニケーション不足によるすれ違いが積み重
なると、子どもの成長や夫婦の仲はもちろん、仕事にも影響してきます。では現代の家族間のコミュニケーション
では、どんな問題があり、何が必要とされているのか?日本ハグ協会会長の高木さと子さんに聞いてみました。

現在の家族が抱えるコミュニケーションの問題とは!?
 私が実施した講座や講演会において、一番多くいただく質問が「子どもが自発的に動かない」「何度言ってもやってくれない」です。子どものやる気や行動は「こうなりたい」と内面からわき出す内発的動機付けと、ほめる・叱る・賞罰などの外発的動機付けにより引き出されます。
 インターネットの普及により、誰もが簡単に情報を得られる時代になり、子どもは様々な情報から自分で「こうしたい」を選択できるようになりました。またSNSの普及により、挨拶する・認める・相談するなど重要な関わりの場をインターネット上で得られるようになりました。その結果、親は子どもの夢や目標、本当の悩みを知ることができず、子どもの「こうなりたい」に基づいて指導することができなくなり、親の価値観に基づいた願いを訴え続けているため、ますます子どもとの距離が広がっています。
 子どもは近くの人に影響を受けながら育っていきます。まずは親の生き方やあり方を見直すとともに、子どもの話をしっかりと聴き、しっかりと認め、しっかりと叱りましょう。結果でなく、成長のプロセスできちんとした関わりを増やせば、大切なときに親として子どもから求められる信頼関係を築くことができます。

良い家族をつくる3つの要素
 良い家族をつくるには、実は3つのコツがあります。以下のことを意識し、コミュニケーションを図ってみてください。
 良い家族には「目的と目標」があり、「挨拶やほほ笑みとともに、スキンシップなどコミュニケーションがやり取りされている」こと、「みんなが安心して生活できるためのルールがきっちりしている」ことが重要です。実は、理想の家族をつくるのも、理想の職場をつくるのも、この「3つの要素」は同じなのです。

ストローク(こころの栄養)を届けよう
 ここでは上記の3つの要素のうち、関わりを増やして子どもの願いとやる気を引き出す「ストローク」についてご紹介します。
 「認める」「ほめる」「叱る」、どれも大切な関わりです。ストローク(こころの栄養)には下図の通り4つの種類があります。日頃から無条件に肯定をしていることが重要で、「どんなあなたでも愛してる」という前提の上で、「今日の発表は良かった」とほめれば有能感が高まります。また叱るときも「あなたは好きだけど遅刻したことはダメ!」と叱れば、「自分のために苦言を呈してくれた」と相手が受け取りやすくなります。「人を叱らず、事を叱れ」と言われるように、いくら苛立っても、決してしてはいけないのが、「何をやってもお前はダメなやつだ」という人格否定です。皆
さんの家庭ではどんなストロークが飛び交っていますか?
 家庭内で何気なく交わされている挨拶も、目を見てにっこりほほ笑んで、スキンシップを加えて「おかえりなさい」と言えばたくさんストロークが入り、人にもストロークを与えられる子に育ちます。言葉や表情、スキンシップなどこれらの質を上げるとともに、量や肯定的なストロークを増やすことで家族の笑顔と元気を育てていきましょう。

●条件付きストローク 肯定的(ほめる・認める)
条件付きで、相手を肯定してあげる
例「成績が上がれば、あなたは良い子」
例「君のプレゼンが良かった」
・自己に対する信頼感や有能感を高める
※偏ると、ほめられることに依存し、よい子を演じてしまうので注意が必要

●無条件ストローク 肯定的(ほめる・認める)
無条件で相手を肯定してあげる
例「そのままのあなたが素晴らしい」
例「あなたがいるだけで幸せよ」
・存在の肯定
・安心感、自尊心が高まる
・自己重要感が高まる

●条件付きストローク 否定的(叱る・否定する)
条件付きで、相手を叱る
例「万引きした事は、ダメなこと」
例「うそつきはいけません「」遅刻はダメ」
・相手の成長を願い、“人”ではなく、起こってしまった“出来事”を叱る
・日頃から肯定をもらっているからこそ、条件付き否定を受け取れる

●無条件ストローク 否定的(叱る・否定する)
無条件で、相手を否定する
例「何をしようが、あなたを認めない」
例「やっぱりお前はダメなやつだ」
・存在否定・人格否定
・長期にわたれば自尊心を失い、自己に対する信頼感や有能感を損なう

講師紹介

高木さと子氏
株式会社ハグニケーションズ代表取締役・日本ハグ協会会長
岐阜県生まれ、2児の母。「人が人を活かす」ことをテーマに、「コミュニケーション能力向上」「社内風土改革」を得意とした社員教育には定評あり。
今の日本には、子どもを抱きしめるような愛情が不足していると日本ハグ協会を設立。さらに今年からマザー養成講座を実施、企業内マザーの育成も視野に入れ企業と家庭の両面から日本を良くしていこうと活動中。※マザー=人の可能性を信じ応援できる人間力とスキルを備えた人

労組・企業での講演をしています!
「また会いたい!」と思われる営業魅力アップ法など、企業向けセミナーなども開催しています。
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