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心を届けるハグニケーション第11回

ハグする環境をつくる 自然に行動できる仕掛けを

中部経済新聞
大切な人とわかり合うためには「物質的な環境づくり」をすることが有効なことがあります。
たとえば、
・「はみ出さないで」と言わなくても、駐車場に線が引いてあるだけで、人はその中に収まるように駐車しようとします。
・「片付けなさい」と言わなくても、物の置き場所をきちんと決めて、そこに戻し続けると物が戻るようになります。
・「危ないよ!」と子どもを叱るよりも、横断歩道の手前に小さな足型があると幼い子供はそこに立って信号を待ちます。
・「汚さないで」と否定語を使うよりも、男性トイレの便器の中に、シールを貼るだけで掃除が楽になるといいます。
・また「貯金が苦手」という人には、コインをいれると「ありがとう」と音のする楽しい貯金箱はどうでしょう。

このように、世の中には人が自然と行動するためのしかけがあります。
私たちは職場や家庭でも、みんなが楽しめるような環境づくりをしていくかも大切なことです。

日本ハグ協会の取り組みの中で、「日本ハグスポット100選」があります。ハグスポットとは「大切な人との愛を確認し、愛を深めるためにわざわざ行きたくなる場所」として名古屋テレビ塔さんの展望フロアでも「自動ハグ装置」を設置させていただいています。
それは、東西南北4方向に4種類の足型が設置してあり、恋人や夫婦または親子でもその足型に二人で乗ると、自動的にいろんなハグができるというものです。
南側は定番のむぎゅっとハグ、西側はほっぺハグ、北側はうしろからハグ、東側は男性同士にもおススメの肩くみハグです。
ニュースやテレビを見てテレビ塔へ行って「夫婦で行ってきました」「娘とハグしてきました」という声をたくさんいただきました。

環境づくりは、関わる人にとって「楽しいこと」「ついつい行動してしまうこと」「苦しくないこと」が大切です。
公園や駅などでも、「いつも美しくご利用くださってありがとうございます」と、つい共感してしまう貼り紙は今や定番となりましたが、とてもステキな仕掛けであり環境づくりですよね。

ご家族の結婚記念日やお誕生日に、改めて感謝を伝えたりハグをして愛を確認するのはいかがでしょう。ご自宅でも大きな紙に足型をふたつ書いて「自動ハグシート」置いておくだけで、思わず家族に笑みがこぼれるかもしれませんよ。
中部経済新聞社 本紙2013年01月23日005面01版
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