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心を届けるハグニケーション第14回

自分の背中 周りに大きな影響を与える場所

中部経済新聞
自分の背中、見たことありますか?
私たちは、自分の目で自分の背中を直接見ることはできませんが、自分にも見えていない、この自分の背中こそ、周りの人に大きく影響を与えている場所だと思います。

ハグをする時にも、定番は正面から向き合って「むぎゅっ」と抱きしめるイメージですよね。
一見背中は関係ないように感じますが、抱きしめれば、鼓動も聞こえるし呼吸も感じるし、当然背中には手が触れます。
正直、心許し合う相手であっても、気分によってはハードルが高いと感じてしまうものです。

そこで、ブログの読者の方に 「どんなスキンシップをすると安心感がありますか?」とお聞きしたところ、握手、ハイタッチ、手をつなぐ、肩をくむ、ほっぺをさわる、頭をなでなでされる、背中をトントンされるなどいろんなスキンシップが出てきました。
また、触れるのは苦手で、「じっくり話を聴いてほしい」「ありがとうって感謝されたい」「素直にごめんなさいを言ってほしい」などなど、近くにいる人への当たり前すぎて足りていない、コミュニケーションの要求も多く出てきました。
中でも女性の人気NO.1ハグは・・・「うしろからハグ」でした。

これらをわかりやすく、一目で見ることができるように一枚の手ぬぐいにしました。
人間関係において大切であり求められる、ハグニケーション48種類の手ぬぐいです。夫婦で「ねぇ、これなんてどう?」と話すきっかけになればと大真面目に作りました。
女性にとって、背中は不安な場所、好きな男性にうしろからハグされるのって、とっても安心感があるようです。

ちなみに、私とハグの原点は10年以上前の長男の姿にあります。
小児ぜんそくの長男は深夜に発作が起きては何度も救急病院に駆け込みました。
ぜん息は、横になって眠ると呼吸が苦しくなるらしく、抱きかかえたまま、私にもたれるように眠る日もありました。

いつも、睡魔と闘いながら、息子の背中に手をあててトントンしながら、ゼーゼーという呼吸の音に耳を澄ましていたのをよく覚えています。

わたしたちの背中にはリラックスするのに大切な 副交感神経があり、赤ちゃんの背中をとんとんすると眠るのは 背中を触れることで安心感を得られるためだともいわれています


このように、私たちは大切な人を守ろうと背中に触れたり抱きしめたりしますが
もうひとつ
「さあ、やってごらん」
「だいじょうぶ、あなたならできるわよ」
そんなふうに大切な人にエールを送る時にも「背中を押す」という言葉を使います

また、言葉なくとも「背中を見せる」「背中で語る」なども、大切な人へ何かを伝えたいときに使う言葉です。


わたしたちはじぶんの背中を 直接見ることは絶対にありませんが、コミュニケーションを通して、背中に「触れ」たり、背中を「押し」たり、背中を「見せ」たりして、誰かに影響を与え続けている場所なのです。

私たちは、かっこいい背中を目指して、鍛えたり、生きたりするだけで、ハグをしなくても大切な誰かに良い影響を与えたり、役に立つ存在になれるのかもしれませんね。
中部経済新聞社 本紙2013年02月13日005面01版
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