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心を届けるハグニケーション第4回

大切なことに気づかせてくれる 究極時に表れる人間性

中部経済新聞
「大切なことに気づかせてくれたハグの力」
「究極のときにその人の本当の姿が見える」
「結婚相手の家族を大切にすること」

家庭円満の秘訣にはいろいろありますが、いかに結婚相手の家族を大切にできるかも大切な要素です。

今日は私の体験したことを書かせていただきます。
結婚して15年目のある日、何の苦労もなく過ごしていた私にとって大きな出来事がありました。それは突然の夫の末期ガンの告知でした。「手術はできません、放射線治療もできません。いい状態を長く続かせるための延命治療しかできません」

医師から最悪な宣告をされた翌日、夫は当時小学生だった息子二人を呼び、病気の話をした後「お前たちはついてる、ラッキーな子だよ。」と話しました。続けて「小学生で親がガンになるなんて、誰でも経験できることじゃない、お前たちは強い子になれるんだ。パパも戦う姿を見せるからお前たちはママを守ってほしい」そう続けました。
その後、私の両親に「ご迷惑をかけて申し訳ござません」と手をついて謝りました。

人は究極のとき、その人間性が出るといいますが、あの時の夫の姿を今も思い出します。

 病気の告知から、何かしなくてはと始めたことのひとつが、私がいつも笑顔で家族の太陽となることと、家族にハグをすることでした。家族のために始めたハグが自分にパワーをくれていることに気づきました。いいことだから広めようと単純な思いでスタートした活動でしたが、一年半の闘病の中で病気の痛みのため思いきり抱きしめることもできなくなったとき「生きているからこそできることを、私が伝えなくては。」となぜだか使命感を強くしました。

私は自分が一番つらい時に、真逆の超ポジティブな活動を始めたのです。コミュニケーションを伝えて10年、日本ハグ協会立ち上げからもうすぐ4年、何もなければいまだに泣いていたかもしれません。しかし、自分に役割を持たせることができたことが、今私を生かしてくれているとも感じています。

ハグ二ケーションは、自分と人を幸せにするコミュニケーションです。人は生活の場である家庭が安心で安全な場であるからこそ、学校や職場で力を発揮できるものです。
家族の仲がよく楽しそうに生活をしているだけで、子供は安心します。さらに幸せを感じることができます。だから手を広げる立場の親自身が元気であることはとても重要なのです。

若いころから、私の実家に行くとずっと母の話し相手をしてくれていた夫のおかげか、夫が他界して3年たった今も、私はお姑さんとは気が合い親しくしています。

人間関係は鏡の法則であり、「自分がしたことがかえってくるだけ」ということを自分の無意識の行動で実感しています。


私たちは、つい何かを得ようとか奪うことに執着してしまいます。多くの尊敬する方々を見ていて実は与えることが得ることにつながっており、人に愛情を与えている人は自然と必要なものを手にしているように感じています。

ハグは時間もお金も労力も掛かからず、毎日「愛してるよ」と確認することができる身近なコミュニケーションです。ほんのちょっと、勇気を出してみてはいかがでしょうか?
中部経済新聞社 本紙2012年11月28日005面01版
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