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心を届けるハグニケーション第7回

聴き上手のススメ 共感力で満足を得る

中部経済新聞
パートナーの話、たまにはじっくりと聴いていますか?
「聞く」とは、自然と耳に入ってくる音や声。
「聴く」とは、耳を傾け注意して聞き取ること。この文字を分解してみると「十分に目と耳と心で聴く」とあり、表情や声のトーンや非言語メッセージまで受け止めることです。

人は自分の話しを聴いてほしいという渇きにも似た欲求を持っており、「話す」ことで自分の考えをまとめたり、気づきを得たり、すっきりしたりします。そのため、話を「聴く」ことのできる人は、人との信頼関係を築くことが得意な人も多いようです。
しかし、残念ながら私たちはよく「本当に私の話、聞いてるの?」というシーンによく出会います。

では、なぜ私たちは話をちゃんと聞くことができないのでしょう? 私たちの意識は、聴くことよりも何を伝えるかに集中してしまいます。また、話すスピードの約30倍の速さで考えるため、話しを聞きながらよそ事をしたり考え事をしてしまうのです。現状は話したい人ばかりで聴いてくれる人がいないのです。


しかも、親子や夫婦など関係や歴史が長ければ長いほど、「はいはい、いつもの話ね」と話を先回りして結論や答えを言ってしまいます。また、いつの間にか自分の話にすり替えてしまったり、意見を言いたくなってしまうのです。

30代から40代は、夫は仕事で働き盛り、妻は子育てやご近所づきあい、親は高齢となり、たくさんの役割があります。先日もある夫婦がこんな風に話していました。
妻「夫は私の話を聞いてくれない、すぐに自分の意見を押し付けてくる」
夫「せっかくアドバイスしてあげたのに、怒り出してしまった」

女性は、学校、PTA、家事、育児、子どものけんかやトラブル、学校行事など様々な役割があります。仕事で日報を書くように、あったことを、ただ「聴いてほしい」のです。

しかし、男性は問題解決能力が高いため、アドバイスをしたくなります。しかし、細かい状況を分からない夫にいきなり意見を押し付けられると、「聴いてくれない」と感じます。

一方、夫は世間に出て仕事をすれば、妻にはわからない問題課題もたくさんあり、年末ともなればたくさんの忘年会で体もお疲れ気味です。疲れて帰ってくると「あなた、聴いてよ」となります。年末までに済ませたい仕事のことをゆっくりと考える時間もないまま、出来る限りのアドバイスをすれば「聴いてくれない」と叱られてしまいます。

週に一度でも時間をとって
夫「話したいことある?」
妻「今、話してもいい?」というお互いのちょっとした思いやりが働き盛りのふたりにとって、大切なことですね。
先入観を持たず、さえぎらず、口を挟まず、最後まで聴くことはとても難しいことですが、話しを聞いてもらえた人はとても満足します。

聴き上手のポイントは、共感力です。
「うんうん(相槌)」「それで?(うながし)」「そうか、辛かったんだね(繰り返し)」相手が自分の感情を話したとき、それを繰り返すと共感が生まれます。やさしい笑顔もお忘れなく。
中部経済新聞社 本紙2012年12月19日005面01版
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