中部経済新聞
輝いている人の共通点、それは夢や目標に向かって一生懸命に動いているという事です。私たちがオリンピックや高校野球に魅せられ感動するのは、理屈ではなく、夢に向かう一生懸命な生き方に共感しているのです。輝いている人を見たとき、人はこの人の近くにいたい、この人を応援したいと感じるのです。
学生時代から「どうしたら人は輝くのか」をずっと模索してきた私は、OLを経て、モデル事務所へと席を移しました。見た目をきれいにすれば輝くのかと模索した時もありました。その後、結婚、出産、仕事を通して、自分ではなく人が輝くことを模索するようになりました。人の話を聴くこと、相手の中からやる気や勇気を引き出すきっかけをつくること、これはなんと幸せなことかを実感しました。そのころ、コーチングや心理学を学ぶようになり、起業してからは、個人セッションやグループコーチング、研修を通して、いろんな業種、職種の方々の悩みや喜び、夢や目標、問題、課題を聴いてきました。
職場での実行力の低さには、やらされ感、達成感のなさ、ゴールが見えない、将来への不安、健康状態など様々な要素がありました。そこで、人を輝かせるには、何より社長が元気で輝いていることだ!と思いたち、昨年から経営者の方限定の塾をスタートしました。ここ平成の社長塾では「自立型姿勢とメンタリング理論」「事業価値の創造」を主軸のテーマにしています。現在2期生のみなさんと一緒に、働くすべての人が輝いている「理想の会社」を創るべく日々勉強中です。この場では理想のチームとはどんなものなのかを、塾内で体感して頂けるようにコーディネートしています。
大切にしているのは、安心できる場づくりです。東京からお招きしている福島正伸先生が父親役ならば、私は母親役です。自立型姿勢の実践、さらに相互支援を通して「何を感じていただけるか」を大切にしています。リーダーの役割は「やらせる」ことでなく「やりたくさせる」こと。この自立型人材を育てる「メンタリング理論」の上に、コーチングをはじめするコミュニケーションのスキルが乗ると効果的な育成ができると実感しており、この場をお借りして、少しずつお伝えできたらと思っています。お読みくださる皆様の大切な人たちがますます輝きますように、毎週水曜日にお会いできるのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。