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心を届けるハグニケーション第13回

夢を語ろう 他人も祝福して応援

中部経済新聞
4年前、名古屋の女性起業家四名で、大人が夢を語るイベント「ドリームプラン・プレゼンテーションIN名古屋」を立ち上げました。

「ドリームプラン・プレゼンテーション(通称:ドリプラ)」は、夢がかなった時のことを、あたかもそこにあるかのように体感できる体験型プレゼンテーションです。
プレゼンターと支援者は、何度も相互支援会をしながら、10分間で感動と共感を届けられるオリジナル映像と音楽を制作していきます。


とにかく「やりたい!」という思いからスタートしたのですが、いざ動き始めてみると、自分も未熟なのに人の夢なんて応援できるかしら、人の夢を聴きに300人もの人が集まってくれるだろうか、途中で仕事が忙しくて投げ出してしまわないだろうかと、何度も不安な気持ちになりました。

しかし、全員で何度も目的を確認し、ルールに立ち返り、あきらめない理由を確認しながら、何度も何度もディスカッションを繰り返してイベントをつくっていきました。
結果、立ち見が出るほどの大成功で終わり、終わった瞬間に2回目を開催することが決まっていました。3年目で次のスタッフにバトンを渡し、今年で5年目の開催になりますが、年々関わってくださる方が増えて夢を支援し合う大きなコミュニティができています。

ドリプラは、利益事業ではなくスタッフ全員がボランティアで成り立っています。私はこの経験を通して、人とつながることと、イベントをつくるノウハウ、自分を含め関わる人が育つプロセスを体感し、大きな学びを得ることができました。

自分の夢が明確でなければ、目の前のことを楽しんで一生懸命にやることだと思います。このイベントに関わって、人の夢を応援していたら自分の夢が見つかったという人もいます。
会社の中でも、仕事を真剣に取り組んでいたら素晴らしいアイデアが生まれることがあります。

そもそも、人の能力や可能性を引き出すのに絶対に大切なのは、「明るい雰囲気」です。
これを徹底的に実践している会社の社長さん。以前、『夢ができたので、会社を辞めさせてほしい』と、社員さんから言われたそうです。
「最初はとてもショックだった。しかし、よく考えたら今までずっと自分の夢を応援して一緒にやってきてくれたのに、人の夢を応援できないのなら、これから誰も自分の夢を応援してくれないだろう。だから心から祝福して応援することにした。そのかわり、2年以内なら、いつでも同じ待遇で帰ってきていいと伝えたよ。」と話してくださいました。
今も、社長のそばにいたいというアツい社員さんがたくさんいらっしゃいます。


人間関係のルールはとてもシンプルで、与えたものが帰ってくるだけです。
自分が笑うと、目の前の人も笑います。
自分が悲しむと、目の前の人も悲しくなります。
自分が夢中で応援していたら、なぜだか誰かに応援してもらうことが多くなりました。

職場内で、家庭内で夢を語り、それを応援できるような関係を築いていきたいなぁと日々思っています。
なぜかって・・・夢を持つことは何よりも自分の人生を抱きしめることだから。
中部経済新聞社 本紙2013年02月06日005面01版
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